M-1の結果で一喜一憂しているテレビを観ながら、フッとある事が頭に浮かんできました。
「あんた、いつもブサイクやな〜」
その瞬間、空気が凍りついたのを覚えています。
それは26年前、友人2人のやり取りに遭遇した時の事です。
2人は仲が良いと思っていた私にとっては、言葉に表すのは難しい重苦しいピリピリとした空気を感じ取った瞬間でした。
後になって分かったのは、
常にブサイクだと言われ続けた関西人の友人は
「あの子はツッコミとディスりの違いを分かってへん!」と
とても怒っていたこと。
そしてブサイクだと言い続けた友人は、それが皆を楽しませていたと
大きな誤解をしていたと言うこと。
当時は今ほど関西人特有のボケとツッコミが全国区になっていない時代であったからこそ、起きたことだったのかもしれません。
芸人同士の信頼関係があるからこそ生まれるボケとツッコミ。
うっかり素人がそこに手を付けると大切な縁さえ断ち切ってしまうのかも?と大きな気づきに繋がりました。
とはいえ、関西人は日常会話の中でボケとツッコミが聞かれる事もあり何が違うのか?考えてみると。。。。
自虐的な発言をしている相手の言葉を汲み取って、そこに反応しているやり取りはボケとツッコミが成立しているのかも?と。
自分が思ってもいない方向から言葉が飛んでくると人は違和感を感じ
時には怒りにも繋がるのかもしれません。
笑顔は人の免疫力を高めると言われています。
笑いの輪はこのコロナに打ち勝つ大きな力となります。
笑って新しい年を迎えたいものです。
【貝原】
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