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リエゾンユメーヌスタッフ

「ご自宅用のオツツミでよろしいですか」

更新日:2022年4月22日



言葉は時代と共に変化します。


「全然大丈夫です。」・・・この言い方に抵抗を感じますか?


「全然」は「全然できない」のように、そのすぐ後に打ち消しの呼応が伴うのが

本来の用法とされています。

だから「大丈夫」や「きれい」や「OK」などの肯定的な言葉がくるとなんだか

???と違和感をもつ方がいらっしゃるかと思います。


私自身も数年前まではそうでした。

でも、度々その言葉に触れていると

すっかり慣れてしまい、時には「全然大丈夫〜」とつかうこともあります。

むしろ、些細なことで相手が私に気を遣っているというような場面では、

「全然問題ない」より、「全然大丈夫」「全然OK」の方が

しっくりくるようにさえ感じるようになりました。










皆さんはどのように感じますか?





中学生の娘が、

「これ、やばい!」とBTSのM Vを観て感激していました。

「やばい」も「危ない」「具合が悪い」「不都合」を意味する言葉ですが、

「危ないと感じるほどに素晴らしい!?」

「不都合なほどにかっこいい!?」

という意味でしょう。(娘はそこまで考えているわけではありませんが・・・)










これも、私は聞き慣れてしまいました。



さて、今回テーマの

「ご自宅用のオツツミでよろしいでしょうか?」


近頃、何度か商品購入時にレジで耳にするようになりました。

「オツツミ」は「お包み」ですね。


少し前までは、「〇〇してよろしいでしょうか?」

「〇〇させていただいてよろしいでしょうか?」が

丁寧に対応しようとするあまり、この言葉ばかり繰り返されていました。

この会話に、私は、

なんだかむずむずした感じを受けたのですが、

その先に、動詞「包む」を「お包み」に換える名詞化がやってきたようです。


「ご自宅用にお包みしましょうか?」でも十分丁寧なのですが、

もっともっと丁寧にしようという思いが、

「ご自宅用のお包みでよろしいでしょうか?」

となって表れたのでしょう。


(むずむず・・・・)

言葉は時代と共に変化します。

なんだかこれにはまだ違和感を覚えます。

そのうちまた慣れるかもしれませんが・・・



言葉は交わされる場面や人と人との関係性によっても

変化します。


ですから、一概にこれが正しい。これは間違い。と

言い切れないのが難しいところです。



しかし、ビジネスの場面では、人によって感じ方が違う言葉よりも

誰にでも、違和感なく伝わる言葉を遣えるよう

言葉のバリエーションを身につける必要はあるでしょう。



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